モバイルバッテリー、使っていますか?

モバイルバッテリーとは、携帯型の充電器のことで、スマートフォンやタブレットなどの電子機器を外出先で充電するために使用される携帯型の充電器です。

小型で軽量なものが多く、持ち運びが容易です。そのため、旅行、出張、イベントなど、長時間電源がない場所で便利なアイテムとなりました。

市販されているほとんどのモバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使われています。

リチウムイオン電池ってなんですか?

リチウムイオン電池は、現代社会において非常に重要な役割を果たしている充電式電池の一種です。
モバイルバッテリーをはじめ、スマートフォン、ノートパソコン、電気自動車など、私たちの身の回りの多くの電子機器や電気機器に広く使用されています。

リチウムイオン電池は、適切に使用すれば安全ですが、高温になる場所での使用や保管、強い衝撃など誤った使い方をすると発火や爆発の危険性があります。

2023年(令和5年)の東京消防庁管内におけるリチウムイオン電池関連の火災件数は167件と、過去最多を記録しています。

これは、前年の150件を上回る件数であり、リチウムイオン電池関連火災が年々増加していることを示しています。

事故事例) 機内持ち込みのモバイルバッテリーから発火

2024年1月、釜山の航空機内で乗客が持ち込んだモバイルバッテリーが発火し、炎上する事故が発生しました。
幸い、乗客乗員は全員無事に避難できましたが、機内で発火した場合の危険性が改めて認識されました。

モバイルバッテリーの機内への持ち込み

Point

モバイルバッテリーは、機内持ち込み手荷物としてください。

原則として預け手荷物(受託手荷物)に入れることはできません。

持ち込み方法

モバイルバッテリーは、必ず機内持ち込み手荷物としてください。預け手荷物に入れることは禁止されています。

また、機内では携帯するか座席下もしくは前の座席ポケットで保管しましょう。頭上の荷物棚に収納するのは禁止されていることがあります。

短絡(ショート)を防ぐため、モバイルバッテリーを個別にビニール袋や保護ケースに入れると安心です。

容量制限

モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池の容量(ワット時定格量:Wh)には以下のような制限がありますので、必ず確認してください。

  • 100Wh以下のモバイルバッテリーは、基本的に個数制限なく機内持ち込み可能
  • 100Wh超~160Wh以下のモバイルバッテリーは、1人あたり2個まで機内持ち込み可能
  • 160Whを超えるモバイルバッテリーは、個数に関係なく機内持ち込み禁止

一般的に販売されているモバイルバッテリーの容量は小型のもので5,000mA、最もポピュラーなもので10,000mA、大容量のもので20,000mAで、定格電圧は約3.7Vです。

計算式は省きますが、これより小型のものは18Wh、最もポピュラーなもので37Wh、大容量のものは74Whとなりますので基本的に個数制限なく機内への持ち込みは可能です。

機内での使用

モバイルバッテリーからスマートフォンやタブレットなどの電子機器への充電は、機内でも可能です。

しかし機内のコンセントやUSBポートを使用してモバイルバッテリー自体を充電することは推奨されていません。

ただし、航空会社によっては、安全上の理由から禁止している場合もありますので、ご注意ください。

モバイルバッテリーの選び方

信頼できるメーカーの製品を選ぶ

信頼できるメーカーの製品を選びましょう。

PSEマークなど、安全基準を満たしていることを示す認証マークが付いている製品であることを確認することが大事です。

過充電保護、過放電保護、短絡保護などの保護機能が搭載されている製品であればより安心です。

容量を確認する

航空機の持ち込み制限に適合する容量の製品を選びましょう。

スマートフォンの場合、10,000mAh程度の容量があれば、複数回の充電が可能です。

最後に

  • モバイルバッテリーは必ず機内持ち込み手荷物としましょう。
  • モバイルバッテリーは機内では手元に保管し、使用は控えましょう。
  • モバイルバッテリーを購入する際には信頼できるメーカーの製品を選び、PSEマークが付いていることを確認しましょう。
  • モバイルバッテリーは高温環境での保管・使用を避け、丁寧に取り扱いましょう。

モバイルバッテリーの機内への持ち込みに関する規定は、航空会社や国によって異なる場合があります。
利用する航空会社のウェブサイトや問い合わせ窓口で最新の情報を事前に確認しましょう。

モバイルバッテリーの取り扱いに関する規定や注意事項を守り、安全な空の旅をお過ごしください。