アンコール遺跡周辺で自転車道の整備開始

現地スタッフから、アンコール遺跡周辺で自転車道の整備が開始されたというニュースを受け取りました。

Bike trail being built around Angkor Park

”The Apsara Authority is constructing a 23-kilometre bicycle trail around the Angkor Archaeological Park to provide safety for cyclists and help reduce traffic congestion on main roads.”

アプサラ機構は、サイクリストに安全を提供し、主要道路の渋滞を緩和するために、アンコール遺跡公園の周りに23キロメートルの自転車道を建設しています。

Khmer Timesより抜粋​

自転車道整備目的は安全確保と渋滞緩和

アンコール遺跡周辺では、自転車・バイク・トゥクトゥク・自動車・バスが一緒の道路を走っていて、”安全”とは言い難い状態です。

交通弱者である自転車のための整備が進めば、自転車と自動車などが分離走行できるようになり、安全が確保されるのは間違いないでしょう。また渋滞緩和も期待されます。

アプサラ機構のスポークスマンもこれらの点を強調されています。

また、あわせて環境にも配慮しているようです。

Khmer Timesの記事によると、この自転車道は幅2メートルで全長約23キロメートル環境に優しい工法で建設され、両側には大小の木に覆われるようです。

日本人の自転車利用状況は?

シェムリアップで日本人は自転車を利用しているのでしょうか?

日本人の観光客はバスかトゥクトゥクの利用が一般的で、自転車の利用は少ないように思います。

自転車を利用しているは欧米人は時々見かけます。

今後の課題は?

自転車道の環境整備は歓迎するべき内容ですが、そのほかの整備も必要で課題も課題もあると思います。

レンタル自転車

シェムリアップでレンタルされている自転車は、きちんと整備された状態の自転車ばかりでないです。ブレーキの効きが悪かったり、チェーンが錆びている自転車があります。

レンタル時には料金や時間だけを確認するだけでなく、自転車も隅々までよーく確認しましょう。

安心できる自転車を貸してくれるお店を紹介できるよう現地スタッフに依頼しておかなければなりませんね。

休憩ポイント

カンボジアはいつも暑いです。

慣れない暑さで自転車に乗るのはそこそこ体力が必要ですが、休憩も必要です。

ちょっと休める休憩ポイントをたくさん欲しいですね。突然のスコールにあえば雨宿りすることもできますので。

故障時の対応

どんなに整備された自転車でも故障したりパンクしたりするでしょう。

レンタル業者はこのような事態への対応を適切に対応してもらいたいですね。アンコールワット から自転車を押して帰るなんて、想像したくも無いです。

JAFみたいなレスキュー体制が整えばベストですしょう。

道路の照明

アンコールワットでの日の出観賞、プノンバケンやプレループでの夕陽鑑賞を自転車で行くとなると暗い自転車道を走ることになります。

街灯があれば安全・安心ですね。

自転車は観光に向くのでしょうか?

日本人の観光という点から見た場合、自転車での遺跡巡りは向かないと思います。

3、4日の滞在であれば体力に配慮した計画が安全な旅行につながります。暑いカンボジアで自転車を漕げば相当な体力を奪われることは容易に想像できます。”疲れ果てて夜はホテルでぐったり”なんてことになったらもったいないと思いませんか?

”体力・時間があり、なるべくお金を節約したい”というスタイルの旅であれば適切な選択かもしれません。

ご自身の体力や予算に見合った旅行を安全第一で楽しんでください。

 

今後に期待したい

自転車道の整備とともにレンタル自転車の整備が整ったら一度自転車での遺跡巡りを試してみたいと思っています。

関係者の頑張りに期待しています。

プライベートツアーでアンコール遺跡を巡る

アンコール遺跡を気兼ねなく自由に観光するには、チャーターされたトゥクトゥクなどで公認日本語ガイドが同行するプライベートツアーがオススメです。
宿泊ホテルのコンシェルジュにツアーを手配依頼することは可能ですが、打ち合わせの時間で貴重な時間を費やすことになります。またコンシェルジュが日本語を話せないとまた大変です。
そらまめトラベルはこのような不安を取り除けるようにプライベートツアーを出発前に手配します。ツアー料金もリーズナブルに設定しています。