テレビや雑誌でよく見るアンコールワット。

「一生に一度は訪れてみたい」といわれる人気の世界遺産と聞く。

行ってみたいと思うけど、何にも知らないし分からない。

アンコールワットはカンボジアの世界遺産「アンコール遺跡群」の1つで、「一生に一度は訪れたい」と言われる世界遺産ベスト10の常連世界遺産です。

行ってみたいと思うけどアンコールワットなんて何にも知らないし、分からない。

でもすこしわかればきっとアンコールワットに行きたくなる、「アンコール遺跡群観光の入り口」に立てると思います。

アンコール遺跡観光の拠点はカンボジア・シェムリアップ

カンボジアの世界遺産「アンコール遺跡群」はカンボジア(日本との時差ー2時間)のシェムリアップ(SiemReap)が観光の拠点となります。

カンボジアにはアンコール遺跡群のほかプレアヴィヒア寺院・サンボープレイクック寺院地区そしてコーケー遺跡群、合計4つの世界遺産があり、すべてシェムリアップを拠点として訪れることができます。

シェムリアップへのアクセス

日本からカンボジア・シェムリアップへは主にタイ・バンコク、ベトナム・ホーチミン/ハノイ経由で行くことになります。残念ながら日本からの直行便はありません。シェムリアップの空港の正式名称は「シェムリアップアンコール国際空港(SiemReap Angkor International Airport 3レターコード:SAI)」です。

シェムリアップ国際空港からシェムリアップ市内へはエアポートタクシー・エアポートバスなどを利用して移動します。

滞在ホテルの選択

多くのホテルはプール完備

観光客にとってシェムリアップの中心地はパブストリート・オールドマーケットというエリアといってもいいでしょう。

このエリアおよび周辺に、多くのレストラン、お土産屋さんやスーパーマケットそしてマッサージ店などがあり手軽に楽しむことができます。

滞在するホテルは、このエリアに歩いて行ける程度の距離(おおむね1.5km以内)にあるホテルを選ぶといいと思います。

なお、アンコール遺跡の周辺にはホテルはありません。

シェムリアップ市内の移動

シェムリアップ市内を移動するには「歩く」以外にはトゥクトゥクと呼ばれる3輪バイクタイプまたはバイクの後ろに座席連結タイプの乗り物を利用します。トゥクトゥクはちょっとガタガタする乗り心地ですがオープンエアのため風を感じながら景色を楽しめます。日本のような路線バスや流しのタクシーはありません。

街中にはあちこちにたくさんのトゥクトゥクがいます。利用したい時は行き先を伝え料金を交渉しましょう。交渉に不安があれば「Grab」を利用することをお勧めします。アプリで事前に料金が表示されますし、ドライバに行き先を伝える必要もありません。

トゥクトゥク@パブストリート

通貨と両替そしてチップ

ドル紙幣の注意書き

カンボジアでは米ドルと現地通貨のリエルを使うことができます。1ドルは4000リエルと固定されています。

使い方は、米ドルとリエルを組みあわせて使います。例えばレストランで8.5ドルの支払いとなった場合、10ドルを出せば1ドルと2000リエルまたは6000リエルのお釣りがでます。リエルを持っていれば8ドルと2000リエルを出しても大丈夫です。

米ドルは日本で準備し持っていきましょう。米ドルが足らなくなったらパブストリートエリアやホテルで米ドルに両替できますが、レートを考えると日本で少し多めに両替して持って行った方がいいと思います。

どこでも米ドルでの支払いが可能なので、あえてリエルに両替する必要はありません。

米ドル紙幣に対して非常に重要な注意事項があります。
使い古された・傷んだ・破れた・落書きがある・汚れた米ドル紙幣は受け取ってもらえないことです。受け取らなければ使わないので、両替やお釣りで米ドルを受け取る時にこのような紙幣を受け取らないように必ずその場で確認してください。(このような紙幣があったら交換を申し出てください)リエルは多少は大丈夫です。

チップの習慣はカンボジアでは一般的ではありません。良いサービスを受けた場合には、感謝の気持ちとして少額のチップを渡してもいいかもしれません。

インターネット環境

スマートフォン(スマホ)は現代社会においてすでに生活必需品。コミュニケーション、情報収集、娯楽など、日常生活の様々な場面で利用されており、無くてはならない存在になっていると言えるでしょう。海外旅行においても変わりないのは明らかでしょう。

カンボジアの大手通信キャリアMetfon/Smart/Cellcardを利用すればシェムリアップ市内はもちろんアンコール遺跡エリアでもモバイル通信が使えインターネットの利用が可能です。日本に比べると速度は若干遅く感じる場合がありますが、実用には影響ないレベルです。

フリーWiFiはホテルや一部のレストラン・カフェで提供されています。利用の際はフリーWiFiのセキュリティ・リスクを十分理解した上で利用することが大切です。

スマホやタブレットなどへの充電器は国内販売されているもののほとんどが200Vに対応しているのでお使いのものを持参しましょう。プラグ変換アダプターは多くのホテルなどのコンセントがマルチプラグ対応となっていますので不要です。

シェムリアップアンコール国際空港のSIM料金案内(2024年11月時)

シェムリアップ市内のレストラン・カフェ・ショッピング

カシューナッツがたっぷり入ったパイナップルフライドライス

レストランやカフェは高級なところからリーズナブルなところまで予算や種類に応じてパブストリートを中心とした周辺エリアに多数存在します。カンボジア料理はもちろんフレンチ・イタリアン・アジアンなどの料理が楽しめます。

ショッピングも同様です。日本語が通じるお店も数店あります。

シェムリアップ市内の治安

親日国として知られていてるカンボジア。多くのカンボジア人は日本人に対して友好的な感情を持っていると言われています。またカンボジア人は親切で暖かい人が多いです。

そのためシェムリアップの治安は比較的良いです。

一方で、観光客を狙った犯罪(スリ、ひったくり、置き引き、ぼったくり)は発生しています。安全対策には十分な配慮が必要であることは忘れないでください。

アンコール遺跡のまわりかた

アンコール遺跡への移動

アンコール遺跡はシェムリアップ中心部の北部や東部に点在しています。

比較的近いアンコールワットでも8kmほどの距離があります。

移動方法にはいくつかの選択肢があります。

アンコール遺跡への移動方法

  • 徒歩 (遺跡までと遺跡間で距離があるので現実的な移動手段ではありません)
  • レンタル自転車 (交通事故には十分ご注意ください)
  • トゥクトゥク
  • 普通自動車やミニバン
Information

アンコール遺跡を結ぶ路線バスはありません。

レンタル自転車

レンタル自転車は1日数ドルでレンタルすることが可能です。

電気自転車のレンタルもありますが、レンタル料金は少し高くなります。

トゥクトゥクもしくは普通自動車やミニバン

トゥクトゥクもしくは普通自動車やミニバンはチャーター(1日or半日貸切)する必要があります。

ではどうやってチャーターするのか?

  • ドライバーと直接交渉しチャーターする
  • 宿泊ホテルでチャーターする
  • 事前に日本の旅行代理店でチャーターする

ドライバーとの直接交渉はお勧めしません。親日で優しいカンボジア人ですがすべての人が善良な人とは限りません。運が良ければ比較的低料金でチャーターできるかもしれませんが、あえて冒険する必要はないと思います。

宿泊ホテルでチャーターするのがポピュラーで安全な方法です。
多くのホテル・ゲストハウスなどは提携しているドライバーがいるのでトラブルになることはほぼないと言っていいでしょう。ただ、宿泊ホテルでのチャーターはルートなどを英語で打ち合わせることが難点です。
英語での打ち合わせに不安があれば、事前に日本の旅行代理店で予約するほうがいいでしょう。

アンコール遺跡の入場券

アンコール遺跡への入場にはアンコールパスと呼ばれる入場券が必要となります。アンコールパスの料金は1日券$37 3日券$62 7日券$72です。

アンコールパスはアンコール遺跡の観光日数やスケジュールに応じたものをチケットセンターやオンラインでご購入いただけます。

アンコールパスは遺跡観光中は常に携行し、アンコール遺跡エリアのチェックポイントや遺跡入り口付近ではアンコールパスを確認する係員に提示してください。

3日券のアンコールパス(裏面は注意事項)

アンコール遺跡の観光

遺跡内は自由に見学可能です。

遺跡内の地図は設置されていませんので、事前に準備していると安心です。「地球の歩き方」の地図は詳細でわかりやすいのでオススメできます。

乗り物のチャーターと一緒にカンボジア政府公認のガイドをお願いすることができます。政府公認ガイドは日本語で詳しく見所を案内してくれるので、ガイドブックで見たあの光景を迷うことなく見ることができるでしょう。

アンコール遺跡観光中のランチ・休憩・トイレ

ランチはガイドまたはドライバーまかせとなり遺跡エリアなどの観光客に向けのレストランになることが多く、おおむね最低でも1時間程度とゆっくりです。観光時間に余裕がある場合限り、シェムリアップ市内に戻ることも可能ですので事前に確認してください。シェムリアップ市内であれば、自由にレストランを選ぶことができますし、食後は宿泊ホテルの部屋で休憩することもできます。

観光中の休憩はそれぞれの遺跡の入り口付近にある飲み物やスナックなどを売っているお店で休憩することができます。

トイレは観光客向けに清潔に保たれたトイレが完備されています。当日有効なアンコールパスを持っていれば無料で利用することができます。

駐車場の奥に売店
清潔に保たれたトイレ

アンコール遺跡観光中の服装・持ち物

カンボジアでは日本の夏に着る服装が適しています。特に遺跡観光時は軽くて通気性の良い服装にスニーカーそして帽子が好ましいと思います。遺跡観光は土や石の上などを歩く(少なくとも1万歩)ことになりますのでビーチサンダルなどでは疲れますし転んだりして危険です。また遺跡内は狭いところも多いので日傘の利用は迷惑になる場所があるかもしれません。なお、肌の露出が多い特に肩や膝の露出が多い服装は行動規範に反しますので避けてください。

うちわや扇子、冷却タオルや冷却スプレーなどの暑さ対策グッズを持参するのもいいでしょう。サングラス・日焼け止めそしてウェットティッシュ・タオルや手拭いがあると便利です。

アンコール遺跡群観光おすすめモデルプラン

おすすめのモデルプランは3泊5日

アンコール遺跡群観光プランは、訪れたい遺跡の数や旅行のペース・目的などによって左右されます。

おすすめするモデルプランは、主要な遺跡をじっくりと時間をかけて見て回ったり、シェムリアップ市内の街歩きやグルメそして市場での買い物の時間を設けられる次のような3泊5日(機中1泊)です。

日目

日本各地出発 空路(乗継)シェムリアップへ

ホテルチェックイン

日目

アンコール遺跡群観光
アンコールトム(南大門、バイヨン、象のテラスなど)タ・プローム、アンコールワット、プノンバケン夕日鑑賞

ディナー
伝統舞踊アプサラダンスのディナーショー

日目

アンコール遺跡群観光
アンコールワット朝日鑑賞、バンテアイスレイ、ニャックポアン、プリアカン、プレループ、スラスラン

ディナー
パブストリートエリアでクメール料理

日目

ショッピング
カンボジアのお土産購入

ホテルチェックアウト

アンコール遺跡群観光
ベンメリア

帰国の途へ

機中泊

日目

日本各地到着

モデルプランの旅行費用の目安

モデルプランでのアンコール遺跡群観光の旅行費用は、旅行のスタイルや時期、宿泊先のグレードなどによって大きく変動しますが、個人旅行2名さまでの目安を項目別にご紹介します。

飛行機ベトナム航空100,000円2名200,000円
ホテルスタンダードホテル15,000円3泊45,000円
ビザ観光ビザ4,500円2名9,000円
空港送迎自動車6,000円往復12,000円
観光アンコール遺跡観光45,000円45,000円
入場券アンコールパス9,300円2名18,600円
食事昼食3回・夕食4回15,0002名30,000円
合計2名さまで359,600円
2名さまでの目安

その他の費用として、国内交通費、海外旅行保険、お土産代などが挙げられます。

シェムリアップ空港到着から出発までのトータルサポートサービス

そらまめトラベルでは、日本語を話せる現地スタッフがお客様のシェムリアップ滞在を全面的にサポートするサービスを提供しています。

主なサポート内容
 シェムリアップ空港の送迎
 宿泊ホテルのチェックイン/チェックアウトアシスト
 アンコール遺跡のガイド
 パブストリート・オールドマーケットのガイド
 レストラン・ショッピング・アクティビティなどの紹介
 提携ホテルの紹介
 日本⇔シェムリアップ航空券購入のお手伝い

安心のスルーガイド
滞在期間中通して同じ現地スタッフがサポート

柔軟なスケジュール
定番プランでの遺跡観光以外でも、ルート設定・滞在時間設定を自由にアレンジ
当日の変更にも臨機応変に対応
滞在期間・予算に応じた参考プラン提案可能

もしもの時の緊急対応
急な病気や思いがけないケガなどにも対応可能
(海外旅行保険への加入を強くお勧めします)

そらまめトラベルは、お客様の旅行計画・準備から旅行中の不安・負担を減らし、自由で安心・安全なアンコール遺跡観光・シェムリアップ滞在を提供していきたいと考えています。

いつでもお気軽にお問い合わせください。050-7128-7659受付時間 9:00-17:00
(土日祝日もOKです)

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